タクシーを見送った後、 お世話になってる居酒屋の2階の自室へと 忍び込むように入室して、 そのまま布団の上に突っ伏した。 今も気になるのは…… そーすけさんの表情。 私と同じ目をしてる……。 そんな…… そーすけさんとだったら、 私も前に踏み出せるかも知れない。 そんな微かな願いを抱きながら ゆっくりと眠りの中へと 吸い込まれていった。