<祐介side>
とある日の練習後のロッカールーム

彩ちゃんが、大学に入学し俺の同じ地元に来た

それも競技ダンス関係でだとか…

あれだけ、拒絶反応があったみたいのに正直、凄いと思う

そんな事を考えていたら後ろから秀太が声をかけてきた

「最近さ?お前なに考えてんの?サッカーの練習とか終るとなんか考えてるでしょ?」
満面の笑みの秀太

「お前と違うわ!!はいはい春ちゃんとでもイチャイチャしてな!!」

「あ〜分かったわ俺」

「何が?」
半分コイツがうざいとはじめて思った

「彩ちゃんが…好きでしょ(笑)」

「はぁ?」

半ば呆れる俺

「はやく、ものにしたら?競技ダンスやってるだよね〜?相手の子に取られちゃうよ!?彩ちゃんかわいいしねー」

「た、確かにかわいいけど…そんな感情ねーわ!今日は先帰る…」

「あー話は、まだ途中だよ!?」

さっさとロッカールームを去ると

今日は日曜日、クラブハウスの前には、ファンやサポーターの子達がいた

「田中選手、お疲れ様です…サインお願いします」

たぶん、大学生くらいの女の子もいた…

それから、何人かにサインをしたり、写真に応じたりして帰宅した