パーティーが終わった後

私はこっそり呼び出された
たぶん春も同じたと思う

「今日はありがとうございました」

いつものようにお礼を言う

「彩ちゃん」

「何ですか?」

「彩ちゃんって一体どんな
子なのかな?」

「え…?」

「彩ちゃん、華あるよね」
「そんなことないですよ」
その時だった

どこからか凄く上品な曲が
聞こえてくる

ここは会場の駐車場の裏側
人気が無いところ

「田中さん、ちょっといい
ですか?」

「え?」

私は田中さんにてを差し出す

「私がどんな人かってそれ
は…」

私は感覚だけで

ダンスのリードをとる

本当はリードは男の人がす
るだけどね

「ダンスは気持ちさえあれ
ば場所なんて関係ありません…」

私はつぶやく

田中さんはかなりびっくり
している

「え!?じゃあ彩ちゃんっ
てダンスやってるの?」

「もう、過去の話ですよ

2年もやっていませんから
時計を見てあわる私

「また連絡しますね、それ
ではー」

私は春のところへ戻った