彼への反抗



「馬鹿だね。てかウチまで歩いてきたったてこと?!」




加菜がテーブルに身を乗り出す。




「え?うん」


「6キロもよく歩く気になったね」





うんざりしたような、感心してるような複雑な顔で加菜は言う。