「さぁね。莉緒はまだ、わたしが名前呼びになったのに、気づいてないのよ。」
「ふぅん。」




それは興味ないの!?
ま、いいわ、ウォッチング材料として最高だし。
わたしの勘だと、申し訳ないけど、海野くんに望みはないわね。




莉緒が好きなのはきっと、あの子。
ただ、その前には大きな壁がある。
莉緒が本当に恋ができるようになるにはね。
わたしにもまだ、言ってないこと、いつ、言ってくれるのかしらね。


〜ららside END〜