「君、大丈夫?」
顔を上げると、優しそうなイケメンが立っていた。
どこか家族なような暖かさがある。
声も尖りがなくて、柔らかだ。
チョコレートみたいな人だなと思う。




あたし、泣きそうだった!
早く涙引っ込めなくちゃ!!
「と、図書室に行きたいんです…」




「じゃあ、着いてきて。」