「ありがとうございました!!」
あたしは半ば叫ぶようにして、生徒会長の前を去った。




「あんまりかわいいことすんな、ばか…」
生徒会長、いや星 健人が、顔を抑えて、火照った顔を冷まそうとしているとは知らずに…




あたしは、見覚えがあるような気がしたけど、まだ、思い出せなかった。