「「どうぞー!」」
この声は、お母さんとお父さんのハモった声だ。
全く声までハモらせて、しかも、同じ高校の校長にもなって、仲良すぎだよ!




「あたし!
今、大丈夫?」
周りを伺う。誰もいない。
よっしゃ!




「あら、莉緒なの?入りなさーい。」
お母さんの許しを得て、あたしは校長室に入った。
誰かが見ていることも知らずに…