マヒロさんの舌が首筋を這う。


「浴衣って、すげー色っぽいよな」




指が太もものあたりに触れる。

さらに浴衣の中にするりと入ってきた。



「ゃぁっ」


そんなところを触られたのは初めてで、思わず体が強張る。

拒みたいのに、どうしたらいいのかわからない。




「オレにこういうことされんの嫌?」


熱っぽい目で、そんなこと聞かないで。



しばらく戸惑って。


「……わかんない」


そうとしか答えられなかった。



まだ怖い。

この先に進むのが。


だけど、あたし、なんで拒めないの?


体の芯からじわぁ……って熱を帯びる。



何これ?


この感覚って……。