あたしの勘は当たってた。



「金平糖だぁ……」


手のひらには小さな星の形をしたものが数粒乗っかっていた。


「星、食ってみれば?」


なんて、またロマンチックなことを言う。



「ほんとだ……。星だ……。
でも、なんで、こんなん持ってんのー? すごい偶然!」


なんだかうれしくて。

あたしはキャッキャッとはしゃいだ。


だって、星空を見に来る予定なんて、最初はなかったんだもん。


いったい、いつから用意してたの?


そう思った瞬間思い出した。



「ひょっとして……さっきお祭りで、マヒロさんが買いに行ったのってコレだったの?」