「えーとね。たしか小学生の男の子の形をした看板です」
「小学生の男?」
「あれ? 違ったかな? 女の子だったかな?」
われながら情けないけど。
なんだかたどたどしい説明しかできない。
さらに困ったような顔をする彼。
「ごめん、オレ方向音痴なんだよね」
「んー……わかるかなぁ」って呟きながら、首の後ろをポリポリとかいている。
なんだかものすごく悪いことをしているような気になって申し訳なくなってしまう。
「あの……。
じゃ、東門までご一緒しましょうか?
そこに出れば看板が見えるので、そこからだったら説明ができそうな気がします」
そう言うと、彼はパッと顔をあげてうれしそうな表情をする。
「マジっすか? 助かります!」
「小学生の男?」
「あれ? 違ったかな? 女の子だったかな?」
われながら情けないけど。
なんだかたどたどしい説明しかできない。
さらに困ったような顔をする彼。
「ごめん、オレ方向音痴なんだよね」
「んー……わかるかなぁ」って呟きながら、首の後ろをポリポリとかいている。
なんだかものすごく悪いことをしているような気になって申し訳なくなってしまう。
「あの……。
じゃ、東門までご一緒しましょうか?
そこに出れば看板が見えるので、そこからだったら説明ができそうな気がします」
そう言うと、彼はパッと顔をあげてうれしそうな表情をする。
「マジっすか? 助かります!」


