ひゃあ。
てか、ダメ。
胸とか自信ないし。
絶対今、『こいつ、胸ねー』……とか思ってるんだ。
ガッカリさせてごめんなさい。
とか、心の中で謝ってる場合じゃないって、あたし!
(てかなんで、こんな卑屈にならなきゃならないの!)
「ま、マヒロさん!」
手でぐいーっとマヒロさんの体を押す。
「あの、今日はもうあたし……帰らなきゃ。明日、朝早いし……」
久しぶりの長野行き。
両親も待ってるし。
8時台の新幹線、予約してるし。
「泊まってけばいいじゃん? オレも明日休みだし、駅まで送るよ」
「や、でも荷物まとめなきゃだし……」
なんとかして、この状況から逃れる理由を探す。
そうこうしている間に、マヒロさんの手があたしの服の中に入ってきた。


