「あっちから、野菜とってくるね」 そういって、姫城さんは テントの方へ行った。 そのすきに、大吾に尋ねてみる。 「大吾、姫城さんのこと好きでしょ?」 そう尋ねると、 大吾は少し顔を赤くして、 「そんなんじゃねぇよ。 前は好きだった。 そんだけだ」 そういった。