「ということで、ここに住もう、光。」



「え?」


いきなりの僕の提案にきょとん顔の光。



可愛い。



やはり帰したくない。



ぼくは昨日のうちに
絵画をはずしてしまったから
やる気満々なのだ。


早く光にみせたくてうずうずするのを
我慢しながら、
壁をぐっと押した。