「くろは、本当に
可愛いね。」




やっぱり...




あまりに光の声が嬉しそうで
ひかれてないんだ、
ってことがわかり
安心してる僕。


こんなに
暴露して、可愛い訳ない。
でも、光は呆れた様子も
引いた様子もなく
嬉しそうな声で
答えてくれた。


僕の彼女は、
絶対に世界一だと思う。


見せびらかしたい、
世界の人に
見せびらかしたい、



でも、それと同じくらい。

....膝の上から一センチも出したくない。


見せびらかして、皆が
魅力に気づいたら
光が僕の元から
居なくなっちゃうかもしれない。



佐藤くんみたいに
カッコいい人に
出会ったら負けてしまうかもしれない。



嫌だ。



絶対に嫌だ。



もう、
カッコ悪くても良い。



だから、



「佐藤くん、みないで。
僕だけみてて。
ずっと、ずっとずっと
一緒にいて?」

そう震えた声で吐き出して、
胸にある光を
思いきり抱き締めた。