はぁ…なんなの。まじで。







この男(兄)。

「ユウナぁ〜♡おはよぉ!起きるのはやいねぇ〜♡」
『あのさ、語尾に♡をつけるのやめて。寒気がする。』
「ひっど!お兄ちゃんだぞっ一応(*^^*)」
『これが学校1のヤンキーの姿なわけ?』
「それは学校の話だろォ〜♡」
『……もう行くわ。バイバイ』



ケイ兄が呼び止める声がしたけど、私は無視して玄関を出た。

実際に学校遅れそうだし!




「おい!弁当忘れてるぞ」

いつの間に後ろにいたのか、ケイ兄が弁当を持って頭を軽くたたいた。

『やばっありがと』
「ばーか」

……これが外のケイ兄。家ではでれでれのクセに。ばかっ。