『もーー!いるんなら手伝ってよ!』

アタシは叫びながら、
バタバタと支度をする。

『かなちゃん、アイロン使うー?』
アタシに怒鳴られて
しょげながら洗面所でアイロンの電源を
いれてくれてる。

『あ、律!お弁当鞄にいれて!』

『はーい。』
アタシは急いで支度を済ませると
下に降りた。
律は荷物を全部鞄にしまってくれていた。


『かなちゃん、リボンまがってるよ。』

そう笑いながら律は
アタシのリボンを直してくれる。

『あ、ありがと!』