あの日、初めて君の声を聞いたとき



きっとあの時から



僕は君に惹かれていた







透き通る、ガラス細工のような声








君を隣で見た時、




可愛いなと思うのと同時に




あの声で僕の名前を呼んでほしい




そう思ったんだ




「水野くん」




そう僕を呼んだ彼女の声は





いつの日か変わった




「つかさ」












今はもう


あの声で名前を呼んでもらえない






「つかさ」




そう呼ぶ君の声を










もう一度聞きたい