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「…えー、続きまして。新入生代表の言葉…」





「なぁ、つかさー…まだおわらねぇのか?」




「もう少しだから黙ってろ。」





長ったらしい入学式のプログラムも残りは新入生代表のみとなった。





飽きたらしくギャーギャーと言っている憂をなだめている俺の耳に酷く澄んだ、凛とした声が聞こえてきた。




小さな身長からは想像もつかないような大人びた声だ。