「結局、遊んでくれれば誰でもいいんだよこいつ!」




末永は何故か拗ねてる




多分末永、シスコンだな…




「きいちゃんは幼稚園には好きな男の子いないの〜?」





そう問いかけると、末永の膝の上に座り直し、首を傾ける




「男の子ってみんな子供だから」





そうすました顔をする




「あ、そうなんだ。」




私は唖然とする






「このませガキが。」



呆れ顔の末永





そんなとき、遠くの方から玄関のあく音がした




「あ、ママだ!」




きいちゃんはぱっと立ち上がり、部屋から出て行った




「ったく、また散らかしっぱなし。」




末永はだるそうにきいちゃんのおめかしセットを片付け、横にどかした