きいちゃんは、きらきらした目で鏡を見つめた




「わ〜!すごーい!お姉ちゃんありがとう!」




私にぎゅっと抱きつくきいちゃん





私もぎゅっとして、よしよしと頭を撫でる




そんな私たちをベットの上に座って漫画を読みながら末永はチラチラみていた





きいちゃんは私からぱっと離れて、私と末永を交互に見た





「お姉ちゃんは…」




何かを言いかけるきいちゃん





「ん?」





私は首を傾ける




「お姉ちゃんは、お兄ちゃんのこと好きなの?」




「え、ええ?」





率直なそんな質問に焦る私





「す、好きだよ?」





そう言うと末永はばっと私の方をみる




「だってお友達だもん!」





そう言葉を付け足すと末永はまた漫画に目を移す




きいちゃんは今度は末永に目を向ける




「お兄ちゃんはお姉ちゃんのこと好きなの⁇」




そんな言葉に末永は少し顔を赤らめる





「好きだよ。」





それだけ答える




きいちゃんは末永の膝の上に乗り、ぎゅっと抱きついた




そして私をみる




「お兄ちゃんと結婚するの!だから取らないでね!」





そう言って末永にしがみつく





う、羨ましい…
じゃなくて‼




「きいちゃんはお兄ちゃんのこと大好きなんだね?」





そう言うと末永は呆れた顔をする




「きい?俺と結婚できなかったらどうするんだっけ?」




そんな言葉に満面のえがおで




「俊介と結婚するー!」





そう答える






「しゅ、俊介でもいいの?」




私は目を丸くした