家に着くとなん人かの女子がおらのところに来た
「末永くんどこ行ってたの〜?」
「心配しちゃった〜」
何だか今日はやけに女子に話しかけられる
普段あまり話さないせいかどうしたらいいかわからない
「あぁ、ちょっと外出てた」
そう言って笑う
女子の一人が俺の手を取り、上目遣いで見上げた来た
「もっと末永くんと話したかったのに…さみしかった」
え?寂しかったって、そんないつも一緒にいるわけでもないし…
俺は目を逸らし、はははっと笑っておいた
あいつに手を握られるとあんなに熱くなって爆発しそうになるのに
今は何にも感じない
「ねえねえ!せっかく少し仲良くなれたし、連絡先交換しようよ〜?」
そんな一人の言葉に何故かその場にいた女子がみんな集まってくる
いやいやいや、こんなに一斉にメールこられても困るわ
俺は俊介に助けを求めようと探すと葵の肩をだいて、みんなに祝福されてるし
俺に迫ってくる大量の女子
女って怖い…
逃げようと、ドアの方を見るとちょうど結愛がはいって来て目が合う
結愛は俺に群がる女子を眺めたあと、知らない女子に握られている手に目を移し、何も言わずに俺の横を通り過ぎた
俺はとっさに握らていた手を振りほどき、後退りをする
「ごめん、ケータイの充電なくなっちまって。また機会があったらな?」
そうてきとうな言い訳をし、その場を離れ俊介たちのところに行った