「おまえさ、ヘタレなの?ばかなの?あほなの?なんなの?」
俊介に連れられながら前を歩く俺
そして何故か説教
「維持張って言い合いしてどうすんだよ!あほか?」
「最近のあいつ、よくわかんねえんだもん。急に近づいたと思ったら、急に怒り出すし」
俺はまだ不機嫌だ
他の男子が優しいとか
もっと仲良くなるとか
マジでむかつく。
「つうか、お前らいつの間にできてたわけ?俺だけ知らないとか…」
「お前は鈍感すぎんだよ!でも、これでわかったろ?最初が友達とかなんだとか関係ねえから!」
そんなことを言っている俊介の横顔をみるとあの光景を思い出した
篠原が俊介を抱きしめたり
肩に手を回して引き寄せたり
あれが彼氏彼女がやることか
とか考えながらあいつを引き寄せる光景を想像する
それだけでも熱くなる
「お前、今変なことかんがえてただろ?」
そうニヤニヤする俊介
「考えてねえし!」
「お前な、妄想するならさっさと行動に移せや!女子じゃないんだから!
結愛、最近よく笑うようになったし、トゲもなくなった。
これからどんどん言いよってくる奴増えるぜ?
他の誰かに持ってかれても知らねえからな!」
「んなこと言っても…どうすりゃいいんだよ」
と、ここで橘の家についた