「ねえ、何かあった?私なにか変なことした?」





そう聞くと





「別に」





それどけこたえる






「もうよくわかんない!急に素っ気なくしないでよ!」






そう末永の肩に触れると末永は少し離れ、私から目を背ける




「お前、俊介のこと…好きなの?」





そう微かな声で呟いている






「え…⁇俊介⁇好きだよ?」





そんな私の言葉に末永はそのまま顔をそっぽに向けたまま




「やっぱり…なんでだよ…何で俊介なわけ?…あの時助けてくれたから?」





そんな末永の言葉に私の頭にははてなマークが浮かぶ





「ん?まあね?それもあるかも…!でも葵も好きだし、もちろん末永のことも好きだよ?」




そう言うと末永はため息をつく




「んだよ…そういう好きかよ…」





「え?どういう好き?」





「あーー。何でもない!もう悩んで損したわこのアホ!」





そう私の頭にデコピンをする





私は頭を抑えながら
「え?なんで?」
と、ぼんやり末永をみていた