「おまえさ、他のやつにもそうなの?」




「え?他のやつ?」





ぽけーっとした顔の結愛





「だから、例えば俊介とかにもて繋いだりとか、そう言うこと言ったりするの?」




不機嫌に言い捨てる俺





結愛はニコッと優しく笑い少し顔を赤らめる





「ひみつ」






ひみつってどういうことだ。
もしかしたら他のやつにもやってるかもしやないし、俺だけ特別かもしれない





小悪魔どころかこいつ悪魔だな…







俺が黙り込んでると結愛は話を変える




「あ、末永はクレープ食べないの?」





今更かよ。と思いながら返事をする





「あぁ、お腹そんな空いてねえし。」






そんな俺に結愛が食べかけのクレープを差し出す





「食べる⁇」






差し出すクレープを穴があくほどみてしまう





間接キスを意識してる男って…どうよ。
きもいだろ…




俺はなにも気にしないふりをしてかぶりついた







平然を装いつつ少し、熱くなる





結愛は笑って俺のことを見る





まさか、ばれてる?
と、思ったら


「クリームついてるよ?」





そう結愛は自分の口ものを指差す





俺は指でこするけど、どこについてるかいまいち分からない