「お前さ、、」
「ん⁇」
目を背けながら話す末永の顔を覗き込む
「お前のさ、、好きなタイプってどんなん?」
そんな質問にふふっと笑ってしまう
「末永みたいな人」
さらっと言ってしまったあとに気づく
うわ、口滑らした
末永は目を見開き私を見る
私は焦り、わざと声を出して笑った
「うっそー!間違えた!」
そう言うと末永は力を抜き、また前を向いた
「驚かせるなよ。」
少し元気がない末永
「え、でも末永モテるじゃん?末永がタイプの人沢山いるよ?だからそんな落ち込まないで?」
末永はくしゃっと自分の髪の毛を触りながら私を横目で見る
「んなわけねえし、好きなやつに好かれないと意味ねえの」
そんな言葉に少し苦しくなる
「そうだよね…」
そんな会話で駅についてしまった
末永は駅を見つめながら何も言わない
「わざわざ駅までありがとう!」
そう笑うと末永はごもごもと何かを言おうとする
「ん?何かあった?」
落ち着きのない末永
聞こえるか聞こえないかのかすかな声で呟く
「…ひま?」
「え?」
よく聞こえなくて聞きなおすと
「今日暇?って聞いてんの。」
そう投げやりに言葉を言い捨てる

