末永は思い切り腕を引っ張り、無理やり私を椅子に座らせた






私は仕方なく座り、末永に極端に背中を向け、机に突っ伏した




「ねえ?なんで怒ってんの?怒るのはこっちの方なんだけど?」




そんな言葉にイライラを通り越して悲しくなる





ばかみたい
一人でヤキモチ焼いたり
一人でドキドキしたり
一人で悲しんだり





こんな私嫌われる





もういいや。
こんな気持ち隠してればこんな思いしなくていいのかも




なかったことにしよう。
中のいい友達
そんな関係でいいから




末永に嫌われないようにちょうどいい距離を保とう。




私は深呼吸をし、気持ちを入れ替える
強い自分を作るのは慣れてるから大丈夫




私は起き上がり、末永の方を見た
不機嫌な末永の顔




そんな顔はもう見たくない





私は無理矢理微笑み、末永を見た