「とりあえず移動しようぜ?」
そう言って立ち上がる俊介
俺はしょうがなく俊介について行った
俺らは中庭に移動した
俊介はベンチに座り、俺を見上げた
「で、おまえどうすんの?」
「どうするって何が!!」
俺はポケットに手を突っ込む
「気持ち、伝えねえの??」
俺は頭をくしゃっと触る
「言わねえよ!!…まだ。。」
「へたれ」
そう俺を見上げる俊介
「しょうがねえだろ??そんな簡単にいかねえんだよ…まだあれから時間も過ぎてねえし、もう少し落ち着いて、余裕が持てたら…でも自信ねえな…友達で一番近い距離に入れるならそれでいいかも」
そんな俺の言葉に怒ると思ったら俊介は肩を落とす
「分かるよ。すげえわかる。」
そう頭を抱える
「蓮は自分の気持ちにすっげー素直に行動するし、羨ましいよ。」
何だか切ない顔をしている俊介
は?立場逆転??
よくわかんねえ
「つうかさ、お前好きなやつできたの初めて?」
俺は目を背け
「あぁ…」
そう返事をする
「よかったよ。蓮もそういう感情あって。まじで女に興味ねえのかと思った!!まさか俺のこと…なんて」
そう爆笑する俊介
「ふざけんな。んなわけねえだろ。」
俺は呆れる

