学校の廊下を歩くとみんなが何かコソコソと話しながらこっちを見ている
おそらく昨日の私が末永に無理やりキスをした件に着いて騒いでいるのだろう
すごく性格悪いけど、今ここで末永は私の彼氏なんだから!って叫びたい
教室に入り、自分の席にいる末永が目についた
私はゆっくり末永に近づいて後ろからぎゅっと抱きついた
ビクッと反応し振り返る末永
「ダーリンおはよう?」
そう耳元で囁くと末永の耳は一気に赤くなる
あぁ、ほんと可愛い。
「お、おう!てか、おまえ離れろ!」
そう言って私を引き離す
「えへへ、びっくりした?朝からドキドキしちゃった?」
そう私も席につき末永の顔を伺う
「するに決まってるだろ。しかもこんなところじゃ恥ずかしいから。
人がいないところでしろよ」
そう目をそらしながらいう末永
「二人だけの時ならいい?」
そう聞くと静かに頷く
まただ、にやけが止まらない
「お二人さん朝からラブラブだねー。」
そういいながら近づいて来たのは俊介
「ま、二人が無事付き合ったのは俺のおかげだよな?かんしゃしろよ?」
「違うでしょー?俊介は何もしてないじゃん!アカネのおかげでしょ?」
そう葵も集まる