唇が離れると結愛じっと俺の目を見つめる




俺は思わず目をそらし、結愛から離れた





「あー、もう。そんな見んな。」




俺は近くにあったソファーにどさっと腰掛けた





結愛はニヤニヤしながら俺の膝の上に
座ってくる




「なっ‼ちょ、どけよ!」





「別にいーじゃん!もう末永は私のなんだから‼」




そう言ってくるっと身体をこっちに向けて、俺の膝の上にまたがっている状態になる結愛




ほんと、こいつ…





「そうだけど、そんな急に積極的に…」





そんな俺を見て結愛はクスクスと笑う





「恥ずかしいの?積極的すぎるの苦手⁇じゃあ末永から襲ってよ」




そう言って俺の身体を引き寄せて、ソファーにそのまま寝転がる




俺が結愛に覆いかぶさる状態になる





ほんと心臓飛び出しそう…




「ねえ、末永?私のどこが好き?」




そういって俺の頬に手を当てる




結愛の大きな瞳に今にも吸い込まれそう





「えっと…なんつーか…不器用なところ…」





結愛は笑う




「何それ!!変なの‼」




そういってするっと俺のしたから抜けて立ち上がり、俺の方を見る




「今日はここまで!末永から襲われるの楽しみにしてるよ?」





そんなことを言って微笑んだ