「そう言えば今日結愛ちゃん蓮君にキスしたってホント??ただの噂だよね??」
一通り食べ終わったころ急にあかねがあの話を持ちかける
一瞬その場の空気が凍りつく
「あかね、その話はやめ「ほんとだよ?」」
篠原の言葉に覆いかぶせるように話し出す結愛
「まあ、キスはしたけど何にもないの!!ほら、私そういうの慣れてるからキスくらいじゃ何も感じないのよ。昨日だってとしくんとしたし!ね?」
そう言って男に笑いかける結愛
あいつが無理して強がって
我慢してる
そんな様子はすぐわかる
そんなあいつをずっと見てきたんだから
ずっとそばにいたんだから
「えぇ。そうなの?私はそんなの考えただけで恥ずかしくなっちゃうな…」
顔を赤らめて笑うあかね
「ふふふ、可愛いね?あかねちゃんって清楚だし、純粋だし…なんか末永とお似合いだね?」
自分で言っておきながらひきつった顔のあいつ
「あ~!!なんか甘いもの食べたい!!ねえ、デザート買い出ししない?」
急に大声でそんなことを言う篠原
「俺行ってくるよ!!」
そう男が立ち上がると結愛も立ち上がる
「私も行くよ!!」
そんな結愛の肩を押し、座らせる
「結愛はここにいろって!お前の家なんだし!!じゃあ、、、君!!一緒に来てくんね??」
そう言って俺のことを指名する男
「は?何でおれが」
「ごちゃごちゃ文句言わない!!ほら、行くぞ」
そう言って部屋から出て行く男
俺は仕方なくついて行った

