教室に帰るともうみんな帰る支度をしていて、席に着くと末永は相変わらず私に背を向けて目を合わさない




「蓮~!!昼飯食ったらすぐ体育館行くだろ??」





俊介が遠くから末永に声をかける





末永は携帯をちらっと見て





「ちょっとあかねに呼ばれてるからそのあとすぐ行くわ!!」





そんな言葉に何故か私の鼓動が早くなる





「末永??あかねちゃんと何するの??」






気になりすぎて聞いてしまった





末永は私と目を合わせずに答える




「別に、ただ話があるって言われただけ。お前には関係ねえだろ??」





そんな言葉にまた泣きそうになる





きっとあかねちゃんその時に…




そんなことを考えるとどうしようもなく落ち着きがなくなる
まさか行かないでなんて言えない





そんなことを考えているとあっという間にHRも終わり、みんな少しずつ教室から出て行く