やっぱり逃げたくなる時はこの場所にきてしまう
まだむし暑い空気が流れている
屋上で一人空を見上げながら泣いた
こんな風に一人でここにいると、今までは末永が入ってきて
一緒にいてくれた
でも末永は来ない
しばらくするとケータイがなり、みるととしくんだった
[今日テレビ見たら驚いたよ。俺のせいで本当にごめん。
会ってちゃんと謝りたいから今日会えないかな?]
そんな文字に私はため息をつき、ケータイをそのままポケットに閉まった
今日も学校は昼まで
このまま保健室に行って授業は休もう
私はしばらくしたあと、屋上を出て保健室にむかう

