キスなんて何人の人としてきたか分からない




キスどころじゃなくて
それ以上のことも




誰と唇を重ねても
誰と寝ても




何も感じなくて




そんなのもう慣れた
そう思ってた





こんなところまで私は変わっていた





末永のことを好きになって
こんなところまで変化していた





他の人に抱かれたり
キスされたり
怖くて嫌だった




きっとあの日から
私が末永に恋をした日から





キスは末永としたい
そう思っていたから





そんなことを思うと余計涙が止まらない





そんな時携帯にメールが届く





[まだ別れてないん?なんかあった??]





末永からのメールだ





今あったことなんて末永には絶対言いたくない
こんな顔じゃ今日末永に会えない





余計な心配をかけてしまう





[もう別れたよ!!急に仕事のマネージャーさんに呼び出されちゃって今日行けなくなっちゃった…ごめんね。行きたかったのに!きいちゃんとお母さんにも謝っておいて??]






それだけ送って携帯をテーブルに置いた