考え中(ポーカーフェイスの続編です)

俊介が出て行ったあと、葵はお弁当箱を片付けながら話し出した





「あの二人ほんと仲良いでしょ??」





私は頷く



「中学のころからそうなの。部活も一緒だったし、いつも一緒。二人で騒いでるっていうより、俊介がバカみたいにうるさくて、末永は前から口数はそんなに多くなかったな~」





「二人ともずーーーっと彼女もいないの!!好きな子がいるとかも聞いたことない。」







葵は面白そうに話した






「ふーん、、二人ともモテそうだけどね…」




私がそうさりげなく呟く






そんな私の言葉に葵はがしっと私の腕を掴む


「そうなの!!あの二人モテるの!!末永はねあの見た目だし、気取ったりもしてないし?中学の頃他の中学でもファンクラブがあったくらい。結構この辺では有名なんだよ。バスケでも活躍してたしね??


この高校も末永も隠れファンが多いんだよ実は。隠れてない人もいつけどね?


あまりにも人気過ぎて末永はみんなの末永君!!ってなって、暗黙の了解でみんな末永には告白したりしてないみたい。



ほんとバカだよね~??末永さ、口数少ないじゃん??何考えてるか分からないあの雰囲気がまたたまらない!!ってみんな騒いでるけど



あいつほんとに何も考えてないだけなのよ。ただのバカ!!」





そう手を叩いて笑う葵