「末永…??」
恐る恐る名前を呼んでみる
末永は何も言わない
「付き合えばなんて言わないで…」
私はそれだけそっと呟いた
末永は机に肘をつき、頭を触る
「ごめん…なんかかっとなってお前にあたってた…」
そう俯く末永
「怖かっただけ。一人であいつのところに行かせて、もう帰ってこないような気がして。しかも連絡先まで交換してきて、またお前が好きになるんじゃないかって。だって一度好きになったことがある奴だろ??あいつといて、ドキドキしたり、手つないだりしてたんだろ??」
私は末永の手をそっと包み込むように握った
「それは昔の話なの。今はただの友達。だって昔と今じゃ私自身沢山変わったんだよ??環境も、性格まで変わったかも!!
だから、好きな人だって変わったの。
私は過去よりも今が一番大切なの。
今末永といる時間があれば過去の思い出なんてなくていいんだよ。」
そう末永の顔を覗き込む
「何か俺ってほんとだせえな…つうか、お前が許しても俺はあの男の子と許さないから。でも結愛が友達でいたいって言うなら仕方ないと思う。
でも、心配だからあいつと会うときは俺に一言言って?」
そう私の体を引き寄せる末永
優しく
そっと
抱きしめてくれた
「あと、結愛??」
「ん?」
抱きしめたまま私の名前を呼ぶ末永
「浴衣似あってる。可愛いよ。最初変に照れて言えなかったけど…」
ドキドキがまた止まらない
こんなにドキドキするもんなんだ
好きな人に
可愛いって言われたらこんなに嬉しいんだ

