考え中(ポーカーフェイスの続編です)

「私の片思いだししょうがないよ!

あのさ、さっきね写真見てたんだけどこの子なかよかったの?」




私はさっきの写真を思い出し、末永の隣に写っている女の子を指差した




「あ〜!アカネね?そうそう!中学の頃は結構中良かったの!

てか同じ高校だよ?クラス違うからあまり関わりがなくなっちゃったけど」





あ、おなじ高校なんだ…




「ま、でも安心して?別にこの二人付き合ったりしてないから!

末永はほんと女の子に興味まったく示さないからさ!

ま、アカネはわからないけど…」






そんな言葉に焦る私





「でも仲良かったのも、アカネがバスケ部のマネージャーでね!だから二人と仲良くて、それで私も友達になったの!」





私はまた女の子を眺める





バスケ部のマネージャー…





何となく嫌な予感がした





「ま、気にしなくて大丈夫だよ?もう俊介たち部活終わったみたい!行こう!」





私の背中をぽんと押し、笑いかける葵




私は釣られて笑い、頷いた





そしてお祭りがやっている通りへと向かった