考え中(ポーカーフェイスの続編です)

鏡に映る自分の姿




「ありがとう…末永、可愛いって言ってくれるかな?」





自分を眺めながらそう呟く





「当たり前だよ!これみて可愛いって思わないひとなんていないから!」





嬉し過ぎてにやけが止まらない





早く末永に会いたい!
待ち遠しくなった





「私も来てくるからちょっと待ってて?」





そう言って葵は部屋から出て行った




葵がいなくなったあと、葵の部屋を見渡すと





女の子らしい部屋で、
壁にはボードがかけてあって写真がペタペタと貼ってある




一つのボードにはも写っている高校の写真





もう一つの方は中学の写真だ





まだ幼く見える、葵と俊介と末永
それと知らない女の子が写っている




すごくおしとやかそうに見える女の子で
黒髪のロングで肌の色は白くてぱっちりとした目





何だか清楚な子だな…
末永の腕を掴んで写真に写っている




そんな写真をぼーっと眺めていた






そんなとき葵が帰ってきた




「お待たせ!」





葵を見て私は思わず抱きついた




「可愛い〜‼絶対俊介喜ぶよ!」




ほんとお人形さんみたいで可愛い!





「まあ、俊介は何回も見たことあるから!今日だって強制的に浴衣着て来いって言い出したんだから!」




呆れながら話す葵




「ほんと俊介って葵にベタ惚れだよね?!今日二人きりにさせてあげるからね?」





そんな言葉に葵はため息をつく





「それはこっちの台詞!結愛たち全然進展してないんだもん!まったく末永のやつ、ヘタレなんだから!」





腰に手を当てて怒る葵






「でもね、今日タイミングがあったら私告白しようと思ってて…」





私がうつむきながら話すと葵は私の顔を覗き込む




「ほんとに?」




「うん…待っててもダメってわかったから自分から伝えようかなって!振られるかもしれないけど…でももう我慢できなくて…」





葵は私の頭をポンポンと撫でる





「結愛偉い!頑張って!きっと大丈夫だよ!

ったく末永のやつ!女の子に告白させるなんて!しかも結愛から!贅沢なやつ!」





なぜか怒っている葵