そう決意した日から
時間だけが過ぎて行った





末永は本格的にバスケ部に復帰し、私はモデルの仕事が少しずつ多くなって




何回かファッション雑誌にも載せて貰った




末永のお母さんとの約束で週一くらいで料理を教えてもらってるけど、末永とは一瞬会うだけであまりゆっくり話もできなかった




そんな日々が続いてあっという間に夏休みもあと数日





そんなある日葵から電話がかかってきた





「もしもし?」




私が電話に出ると明るい葵の声が聞こえる





『久しぶり〜!今日お仕事ある?』






「今日はやすみだよ〜!」





『今日さ、お祭りなんだよ!花火もあるの!結構大きなお祭りで有名なんだよ!俊介と末永、部活夕方には終わるみたいだからみんなで行かない⁇』




そんな言葉に私は即答する





「行くー!お祭りなんて行くの始めてかも!」






『マジで?とりあえず、化粧だけしてわたしの家来てよ‼』






そんな感じで葵との電話は終わり、私は早速準備を始めた




久しぶりに末永とちゃんと話せるかもしれない





しかもお祭りに 花火!
雰囲気もいいし、気持ち伝えるチャンスあるかな?