その時、ガラッと教室のドアが開く





俊介と私がぱっと横をみると末永の姿




末永は某然と立ち尽くし、私たちを見ていた





何も言わずにそもまま教室に入らず、どこか言ってしまった






そして、俊介は私から離れ
自分の席に戻る




「で、どういうこと?説明しろよな〜」





そう言いながら椅子に座る





私も戻ると、葵は俯き口を尖らせながら俊介のワイシャツの袖をくしゃっと握った



「ずるい…」




そんな言葉に顔を真っ赤にする俊介





「な、なんだよ葵」






葵は握った手を揺らし、いじけたようす






「私にもやってよー」






そんな言葉に葵から目を背ける俊介





「葵はまだダメ!」





そんな言葉に葵はふんっと袖を離す




「ケチ!!ばか俊介!!変態俊介」





そう叫ぶ葵





「うーるーさーい!で、結愛!何で急に?」





そう言いながらお弁当を食べ始める




私は俯き、頭を抱えた。