一通り洗い物が終わったとき、きいちゃんの方に体を回し、頭を優しく撫でた


「どうしたのきいちゃん?」




しゃがんで顔を覗き込むときいちゃんは私のことをまっすぐ見る




「お姉ちゃん帰っちゃうの?」





「んー、まだ帰らないけどもう少ししたらね?」





そう言うと私の手を握る




そしてお母さんの方を見上げた




「ママー⁈今日きいお姉ちゃんと寝る‼お姉ちゃん帰っちゃダメ!」





そう言って私にぎゅっと抱きつく





あー、もう可愛くて可愛くて
食べちゃいたい





私もきいちゃんのことをぎゅっとする




「きい〜?わがまま言ったら困っちゃうよ?お姉ちゃん忙しいんだから!


ね?明日もお仕事でしょ?」





申し訳そうな顔をして私を見るお母さん




「明日は休みです!」





そんな言葉に少し考え込むお母さん
きいちゃんの様子をみて、また私を見る




「もし良かったら今日うちに泊まっていかない⁇きいもいるし、蓮もて出せないと思うから安心して?」





私は大きく頷く





「いいんですか?お言葉に甘えて…


きいちゃん?今日一緒に寝れるよ?やったね‼」







きいちゃんは顔をあげて喜ぶ





「やったー!ママとお風呂はいったらお兄ちゃんのところ行くー!」





飛び跳ねて喜ぶきいちゃん




そんなとき末永がお風呂から出てきた