昼休みになり、俊介の机に葵が集まっていた





葵は私のことを見て心配そうな顔をする





「結愛、顔赤いよ?熱あるの?」





そんな言葉に私は首をふった





「違うの…!違くて…」





「何かあった?」





私は少し黙り込み、俊介をみた




「ねえ俊介⁉私のことちょっと襲ってみて?今!」





そう俊介の両肩に手をおく





俊介は呆れた顔をする





「はあ?なになに?俺、誘われちゃってる?」





そう笑う俊介






「冗談じゃなくて、本当に‼ふりでいいの‼ほら、今みんな学食いって人いないし、ちょっとだけ!」





そんな私の真剣な顔に俊介はしぶしぶ立ち上がり、私を壁の方に連れて行った





そして、私をドンッと、壁に寄せ私の顔の横に手をおき、接近してくる





体は密着し、顔もどんどん近づいてくる






私は目を開けたまま俊介を見つめた