考え中(ポーカーフェイスの続編です)

「結愛ちゃん?片付けはいいから蓮の部屋でゆっくりして行ったら?」




洗い物話しながら私に声を掛ける末永のお母さん






「あ、私も洗い物手伝いますよ!」





そう駆け寄ると笑いながら私をみる






「洗い物はちゃんとできるのかな⁇」





「洗い物は大丈夫です!これくらいやらせてください!」






そう言って腕まくりをして流し台の前に立つ






そんな私に後ろからきいちゃんはぎゅっと抱きつく





「ちょっときいないやってんの!あんた痴漢よ?」





背の低いきいちゃんの顔はちょうど私の顔のあたりにあって
ぎゅっと押し付けられる






「どうしたの?きいちゃん?」




私は洗い物をやりながら振り向く





「きい邪魔だろ」




末永はそう口を出し立ち上がる





「俺、風呂はいってくるわ」





部屋から出て行こうとする末永




「きい!ほら、お兄ちゃんが羨ましがっちゃうから、そんなぎゅっとしたら」





そう笑いながら言うお母さん





「だれが!バカなことばっか言うな」





末永はそう言い放ち、部屋から出て行った