ご飯も食べ終わり、片付けをしてる時末永のお母さんはテレビを見ている末永を呼んだ
「蓮‼そこの袋開けてみな!お母さんからプレゼント」
さっき買ってきた荷物を指差した
「え?プレゼント?誕生日まだだけど」
そう言いながら袋の中の包みを丁寧に取り、取り出す
末永の動きはピタッと止まる
末永の手の上にはバスケをやる時にはくシューズがあった他にもタオルと練習着とボールまで出てきた
大荷物ダナとは思ったけど、まさかこんな一式が入ってるとは思わなかった
末永は笑顔を消し、お母さんの方を見上げた
「俺、バスケやんねーっつってんじゃん。飽きたって言ったよな?」
怒った口調の末永
末永のお母さんは
キョトンとした顔をわざとらしく作り、末永を見下ろす
「明日から部活行きなさい。これお母さんからの命令だから」
「は?意味わかんねえし!勝手に決めんなよな!俺、やる気ねえし!部活なんて面倒なんだよ」
そう言ってシューズをぽんと置く
末永のお母さんは何も気にせず話し出す
「あんたの気持ちなんてどうでもいいわ!私がやれっていってんだからやりなさい。もう顧問の先生には電話してあるから!明日から参加するって言ってあるからね」
いや、待って、このやりとり何だか同じようなことあった気がする。

