ビルのエレベーターを待ちながら、オカダさんは話し出した





「噂通り、かなりの美人だね。私はモデル、女優色々な人と会ってきたけど、君は格別だよ。

この業界では君は結構有名だよ?」





「ゆ、有名?」





「そう!有名人!君はいろんな事務所からマークされててね、実際にスカウトも何回もされてるだろ?」




「は、はい…」





私は申し訳ない様子で頷く




「実は私の事務所も何回か声を掛けているんだよ。どの事務所が君を手に入れるか話題になっていたんだよ。

いろんなことがあったみたいだけど、この世界では関係ない。
悪いことをしていない人や、性格がとてもいい子でも悪い噂が流れるし、



自分の良くない過去を売って注目を集めようとする人もいる。


でも、美人だったら女子から憧れられるし、可愛いいこが嫌いな男子はいない




モデルは今現在の見た目が勝負だからね」






何だか難しい話に私はただ呆然と聞いていた