俺は真剣な表情で結愛を見つめた




そんな俺の顔を見て黙る結愛




俺は力を緩め、結愛から離れた





「お前すきありすぎ。」




そう言うと結愛は笑っていた




「はあ、びっくりした…!もう驚かせないでよね?告白されるとおもっちゃった!また私ったら自惚れすぎ!」




そう立ち上がって、へへへっと笑う結愛





「んなわけねーじゃん?」





そう俺も笑い返した





「だよね、そうだよね?せっかく友達になったもんね?そんなのないか」





何故かさみしそうな顔をする





そんなに友達がいいのかよ…
俺は背を向けた





「それに…」





少し言葉を詰まらせる結愛





「末永B専だもんね!」







そう叫んで屋上から出て行った







俺はその場で頭を抱え、うずくまった





それ、まだ覚えてたのかよ…
嘘だっつうのに…






せっかく友達になったもんね…か。