無事、終業式の日も終わり、俺らは結愛の新しい新居にむかった
「俺たまたま部活休みだったからいいけど、勝手に決めるなよな〜他のやつに取られたくないからって」
そう俺の顔を横目で見る俊介
「結愛も家近くなるね〜!会いたくなったらすぐ会えるね?ね!末永?」
そうわざとらしく俺の顔を満面の笑顔で見る葵
「これで駅までおくらなくてすむし、ラッキー」
俺は照れ隠しにそんなことを言ってしまう
そんな言葉を結愛は気にもせずに笑っていた
「みんな本当にありがとね?そんなに荷物も多すぎないと思うからすぐ終わるといいんだけど」
学校から10分ほど歩くと結愛の新居についた
そのマンションを見上げて思わずみんなが口をぽかーんと開けている
「高そうなマンション…ってずっとここのこと思ってたけど」
「まさかここだとは…」

