考え中(ポーカーフェイスの続編です)

「お前さ、今からでもバスケ部はいる気ねえ⁇」




そんな言葉に俺は即答




「ない、もうバスケはいいんだよ」





そう目を逸らす






「俺らの代人数少ねえし、背が全体的に低いんだよな…蓮は背も高いし、バスケもうまいし、蓮がいるのといないのとじゃ全然ちげーんだよ」





そう俺を説得しようとする俊介





本当はバスケはやりたくてしょうがない






でも、母さんに負担をかけたくもないし、バイトもできなくなる。




きいの面倒も見れなくなるし





俺はあたまの中で考えながら
やっぱり諦めるしかない。
そう思った





そんな時、横から声がする





「バスケ、やれば?」





俺が振り向くと結愛の姿




「誰かに必要とされることってなかなかないことだし、今自分がやりたいことをやればいいと思う」





そんな言葉は俺の心をチクチクと刺す





「やりてえけど、俺を必要としてるのはバスケ部だけじゃないから。」





そう答えると結愛と俊介は少し淋しそうな顔をした