「そ、そうなの?じゃあシュウジくんにメールで言っとこう!」




「メールも送らなくていい!やっぱ明日俺が言っておくから!」





何だか落ち着きがない末永










私は少し後ろを歩きながら末永のことを眺めていた





「変な末永…」





そうつぶやいたところで駅について、末永は私の方に振り返る





「ごめん…俺ってなんつうか、独占欲強すぎかも」





そううつむき、髪の毛をくしゃっと触る末永






そんな末永を見上げる




「私の方が強いから大丈夫だよ」




そう言って末永の髪の毛にそっと触れた





「うるせ、気をつけて帰れよ?」




私は頷き、手を振った