「手伝ってもらうなんて言われるまで考えもいなくて…。」





末永は立ち止まり、私を真剣な顔で見る




「って事はお前の部屋に男をいれるってことだろ?」






私はぽかーんっとした顔で末永を見る






「まあ、そうなるよね…」





「俺もおまえの家、一回も行ったことねえのに…」





何かボソボソと呟いている





「俺と俊介が手伝うから…シュウジたちには断っとけ!アホ!」





そう言い捨て、先を歩く末永






私は小走りで追いかける





「え、でも俊介部活とかないかな?」





「ねえよ!あったとしてもないの!」